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医学生の医行為、「3類型」に分類、厚労科研

レポート 2018年1月30日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、1月29日の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」(座長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)の第6回会議で、厚生労働科学研究費補助金による「医学部の臨床実習において実施可能な医行為の研究」の進捗状況を説明した。主任研究者は日本医学会連合会長の門田守人氏が務め、2017年度中に結論を出し、それを基に、同省と文部科学省は、医学生の医行為を定めた1991年の“前川レポート”を四半世紀ぶりに改訂する予定だ(資料は、厚労省のホームページ。『医学生の医行為、四半世紀ぶりに見直しへ、今年度中に整理』を参照)。 本研究では、全国の医学部を対象に、臨床実習で医学生が行っている医行為を調査し、臨床実習における医行為を(1)指導医の指導・監視のもとに実施すべきもの、(2)指導医の指導・監視のもとに実施が望ましいもの、(3)原則として指導医の実施の介助または見学にとどめるもの――に分類する。分類を踏まえた上で、医学生が行うことができる医行為の範囲を整理し、明確化する。「臨床実習において、今までなぜ医学生による医行為が進まなかったのか、その現状や今後の方針も各大学に調査する予...