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慶大医学部のビジネスコンテスト、スマホで眼科診療ベンチャーが優勝

レポート 2018年1月30日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

慶應義塾大学医学部は1月28日、健康医療分野のビジネスプランを競うコンテスト「第2回健康医療ベンチャー大賞」を開催した。大学の研究シーズを起業につなげ、医学部発ベンチャー100社の創出につなげるのが狙い。 健康医療ベンチャー大賞には社会人部門に41チーム、学生部門に36チームが応募。優勝チームは賞金(社会人部門100万円、学生部門30万円)や、事業支援などを得る。社会人部門では、慶大医学部の眼科医が起業した、スマートフォンを使って眼科診療をする機器を開発するOUI inc.(東京都新宿区)、学生部門ではがん治療医療機器を開発するMedicao-eが優勝した。 基調講演に登壇した厚生労働省医務技官の鈴木康裕氏は、「厚労省では3年前からベンチャー支援室を作って健康医療ベンチャーを支援したり、条件付きで早期承認などベンチャーでも市場参入しやすい制度を整備している」と健康医療ベンチャーへの支援を強調した。 基調講演では健康医療ベンチャー創出に向けた課題が議論された 「ニーズが分かる医師こそベンチャーを」 基調講演では、健康医療ベンチャーの創出に向けた現状の課題と取り組みについてパネルディスカッ...