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3人の医師国会議員が語る日本の医療の課題と未来◆Vol.1

スペシャル企画 2018年1月31日 (水)  聞き手:橋本佳子(m3.com編集長)、まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

医療政策における主戦場が政治の場に移りつつあるのは、多くの医療者が感じているところだろう。その中で、医師出身の国会議員には、現場の思い、実態を政策に反映させるために、ますます期待が高まる。m3.com編集部ではこのほど、自由民主党の自見はなこ氏、立憲民主党の吉田統彦氏、希望の党の岡本充功氏の3人に、医師養成の在り方や偏在対策、働き方改革について議論していただいた(2017年12月8日に鼎談。全3回の連載)。 医師国会議員:自見氏、吉田氏、岡本氏が鼎談 ・3人の医師国会議員が語る日本の医療の課題と未来◆Vol.1 ・医師の働き方改革、「医師とは何か」の議論を◆Vol.2 ・医師議員「医療提供体制の見直し、待ったなし」◆Vol.3 ――まず、先生方のご経歴、特に医師としての修業時代についてお聞かせください。 自見はなこ氏(小児科) 2004年に東海大医学部を卒業しました。初期臨床研修必修化の第1期生で、そのまま大学に残りました。大学に残ったのは、東海大医学部付属病院は創立当時からスーパーローテート制だったこともあり、教育風土が出来上がっていたことと、救急が一次から三次救急まで充実していたこ...