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医師の働き方改革、「医師とは何か」の議論を◆Vol.2

スペシャル企画 2018年2月3日 (土)  聞き手:橋本佳子(m3.com編集長)、まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

医師国会議員:自見氏、吉田氏、岡本氏が鼎談 ・3人の医師国会議員が語る日本の医療の課題と未来◆Vol.1 ・医師の働き方改革、「医師とは何か」の議論を◆Vol.2 ・医師議員「医療提供体制の見直し、待ったなし」◆Vol.3 ――医師として現場で働く中ではどのような問題を感じましたか。 岡本充功氏(内科) 一番は、ドラッグラグの問題です。自分自身も大学院生の時に臨床研究や治験の手伝いをしており、血液・腫瘍内科は当時から全国的な臨床試験を行う組織を持っており、そこの事務局が名古屋大学にあり、さまざまな臨床試験のプロトコールを作るお手伝いをしていました。政治に参加しようと思ったのもドラッグラグが一番大きかったです。現場でできることは限られており、議員になって、日本でも臨床試験や治験がよりスムーズに行われる環境を作ろうとして、相当力を入れてきました。当選時に比べてだいぶ短くなったと思います。 熱い議論を交わす岡本氏、自見氏、吉田氏(左から) 吉田統彦氏(眼科) 海外で研究、教育をしていたこともありますが、国産の医療機器、薬品を作って、国民の命と健康を守るとともにグローバルな競争力を持たせる必要...