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かかりつけ医機能「機能強化加算」80点、初診3割アップ

レポート 2018年2月7日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

2018年度診療報酬改定が2月7日に答申され、外来関係では、かかりつけ医機能を評価する方針を明確に打ち出した点が最大の特徴だ。診療所の初診料は282点、再診料は72点でそれぞれ据え置かれたが、初診料に新設された「機能強化加算」は80点に決定した。合計で362点となり、加算算定の場合の引き上げ率は28.4%の大幅アップとなる(資料は、厚生労働省のホームページ)。 2018年度診療報酬改定!徹底解説 「機能強化加算」は、専門医療機関への受診の要否の判断を含めた初診時における医療機能を評価する点数。地域包括診療料・加算など、かかりつけ医機能に係る診療報酬の届出等を行っている診療所と200床未満の病院で算定が可能だ(『初診料「機能強化加算」新設、大病院は「400床以上」』を参照)。 既存の地域包括診療料・加算は、算定要件を見直し、診療所については現行の「常勤医師2人以上配置」から、「常勤換算2人以上の医師の配置、うち常勤医師1人以上」でも算定が可能としたほか、外来中心の医療機関とそれ以外との2体系とし、前者を高く評価した(『「常勤換算で2人以上」も可、診療所の地域包括診療料・加算』を参照)。地...