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透析は1.5~5.5%減、大規模施設で下げ幅大

レポート 2018年2月8日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

2018年度診療報酬改定では、慢性維持透析の点数が引き下げとなった。透析用監視装置の台数と、それに対する「J038人工腎臓」を算定した患者数で新たに評価を分け、新設の「慢性維持透析を行った場合3」では4時間未満が1900点、4時間以上5時間未満は2055点、5時間以上は2185点。それぞれ2010点、2175点、2310点から約5.5%の引き下げとなる(資料は厚生労働省のホームページ、記事は『透析医療、施設規模や患者数で評価適正化』を参照)。 2018年度診療報酬改定!徹底解説 規模の小さい施設で「台数が一定以下、患者数一定未満」の「慢性維持透析を行った場合1」では4時間未満は1980点、4時間以上5時間未満は2140点、5時間以上は2275点で、1.5%~1.6%の引き下げ。比較的規模の大きい「台数が一定以上、患者数が一定の範囲内」の「慢性維持透析を行った場合2」では4時間未満が1940点、4時間以上5時間未満は2100点、5時間以上は2230点で、3.4~3.5%の引き下げとなる。「慢性維持透析を行った場合3」は、1と2のいずれにも該当しない場合に算定する。 一方で、重症化予防の推...