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在宅医療、「要介護2以上」等で150点加算

レポート 2018年2月8日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

2018年度診療報酬改定では、月2回以上の在宅時医学総合管理料(在総管)を100点引き下げる一方、要介護2以上など「一定の状態にある患者」を算定対象とする「包括的支援加算」(月1回150点)を新設するなど、メリハリのある改定となった。複数医療機関が行う訪問診療、機能強化型の在宅療養支援診療所(在支診)や在宅療養支援病院(在支病)以外の訪問診療、看取り期の往診などを評価したこともポイントだ(資料は、厚生労働省のホームページ)。 2018年度診療報酬改定!徹底解説 中でも大幅な見直しとなるのが、在総管だ(『複数医療機関による訪問診療、「数に制限なし」』、『在宅患者の病院での看取りを評価』などを参照)。月2回以上の訪問診療の場合、「一定の状態にある患者」については50点増、それ以外の患者については100点減となる。 月1回の在総管については、(1)機能強化型在支診・在支病は据え置き、(2)在支診・在支病は20点増、(3)在支診・在支病以外は、50点増――となった。 他の医療機関から依頼を受けて訪問診療を行った場合の点数として新設するのが、「在宅患者訪問診療料I」の「2」だ。 外来診療がメーン...