1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 新設の調剤報酬で「医師と薬剤師、相互理解を 」

新設の調剤報酬で「医師と薬剤師、相互理解を 」

レポート 2018年2月8日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

2018年度診療報酬改定について、中医協の診療側委員である日本薬剤師会常務理事の安部好弘氏は2月7日に記者会見し、多剤投薬の適正化など医薬品の適正使用に関する取り組みを評価するため新たに設ける調剤報酬「服用薬剤調整支援料」について、「すぐさま取れる点数ではないこともあり、しっかり育てていかないといけない点数だ」と述べ、要件は厳しいとの認識を示した。その上で、「処方する医師に対し、薬局側が薬学的知見に基づき情報提供できるので、医師と薬剤師が互いに互いの仕事をより理解するきっかけになればいいと考えている」と付け加えた。 三師会の合同会見後、日薬単独会見で話す安部氏 2018年度診療報酬改定!徹底解説 分割調剤の手続き明確化・合理化を図る目的で、専用の処方箋様式を新たに加えると決まったことについては、医師にとって使いやすいか、検証が必要との考えを示した(『多剤・重複投薬の適正化、薬剤師から医師への「処方提案」で』を参照)。 新設点数の服用薬剤調整支援料は、6種類以上の内服薬処方について、薬局の薬剤師 が処方医に対して文書で処方変更を提案した結果、内服薬が2種類以上減った場合に算定できる。月1...