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全自病邉見氏「病院に厳しく、診療所に手厚く」

レポート 2018年2月9日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会は2月8日に定例記者会見を開き、2018年度診療報酬改定の答申について、邉見公雄会長は「点数を見たら、病院はますますしんどくなると思う。全体的に、病院に厳しく、診療所に手厚い感が否めない」と危機感を示した(『2018年度診療報酬改定、加藤厚労相に答申』)。 2018年度診療報酬改定!徹底解説 邉見氏は、かかりつけ医に関する項目の算定要件については、診療所の医師1人で満たせるが、7対1入院基本料は1人でできず、チームでするものだと指摘。「7対1入院基本料で減る分が、かかりつけ医・歯科医・薬局に行っている。地域包括ケアシステムの推進が基本方針の一番にあるからだろうが、病院にはあまりにもしんどい」と話した。 評価できる項目としては、「メリハリの『ハリ』の部分は、オンライン診療。患者が大勢に抱えられて診療に来なくても良くなるのはいいと思う」と述べた。医師事務作業補助体制加算についても、「医師が一番楽になる項目だ。点数はもう少しほしいが、良かった」と評価。算定要件が厳しくなったが、既に加算を取っている病院は満たせるとの見方を示し、「次の改定でまた付けてくれるのではないか」と期...