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新規「ダビンチ」手術12件、既存技術と同点数

レポート 2018年2月9日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

2018年度診療報酬改定では、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いたロボット支援下内視鏡手術12件が一挙に保険適用となる。ただし、既存技術の項目に「内視鏡手術用支援機器を用いて行った場合においても算定できる」との記述を加えるにとどまり、点数は「ダビンチ」使用の有無によらず、同じだ(資料は厚生労働省のホームページ、関連記事は『「ダビンチ」手術、一挙に12件を保険適用へ』 2018年度診療報酬改定!徹底解説 「ダビンチ」はこれまで2件で保険適用になっている。腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術は、「ダビンチ」を用いない場合は6万4720点、用いる場合は7万730点で、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術は用いない場合が7万7430点、用いる場合は9万5280点といずれも差が付いていた。新規適用の12件は、中医協診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会での議論の結果、既存技術と比較した優越性についての科学的根拠が確立されていないとして、既存技術と同点数での適用となる。 保険適用となるのは、次の12件。 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除または1肺葉を超えるもの...