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「訴訟リスクが診療に影響」、米国外科系で8割超◆Vol.13

スペシャル企画 2018年2月18日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本では2000年代以降、医療訴訟が増加し、その結果、訴訟リスクを考え、診療が萎縮したり、若手医師が外科系など訴訟リスクが高い診療科を避ける傾向があるとされる。 今回の調査で、「訴訟リスクが、医療行為に制限・変更などの影響を及ぼすと感じるか」を聞いたところ、「常にある」「しばしばある」の合計は、外科系医師については米国で46.4%、日本では40.6%で、米国の方が5.8ポイント高かった。「たまにある」まで加えると、米国82.2%、日本75.3%となり、いずれも高率だった。 内科系医師でも同様に、「常にある」「しばしばある」の合計は、米国の方が高く41.2%、日本では33.9%。「たまにある」までの総計は、米国78.3%、日本66.4%。 訴訟リスクによる影響を受ける傾向は、米国医師の方が日本の医師よりも高く、また外科系の方が内科系よりも高い傾向は、訴訟経験(裁判・判決、裁判・和解)と同様だった(『外科系医師の訴訟経験、日本13.7%、米国24.4%』を参照)。 Q1.医療訴訟のリスクが、先生ご自身の医療行為に制限・変更などの影響を及ぼすと感じるか(外科系、日米比較) (外科系:外科、産...