1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 次回以降「本丸」の上限規制など議論

次回以降「本丸」の上限規制など議論

レポート 2018年2月16日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の医師の働き方改革に関する検討会(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は2月16日の第7回会議で、「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」と「中間的な論点整理」をまとめた。この日に出た意見も踏まえて文言の調整を行い、近く通知などの形で医療機関に実施を求める。 左から岩村正彦、高木美智代、牧原秀樹の各氏 厚労省医政局医事課医師養成等企画調整室室長の堀岡伸彦氏は会合後、「(検討会の)後半戦は『本丸』の(時間外労働時間の)上限規制の話に入らないといけない。具体的な時間の議論もしていただく」と述べた(資料は厚労省のホームページ、前回会議の記事は『働き方改革の緊急対策、労働時間管理など5項目は「当然」』を参照)。 緊急的な取り組みは次の6項目から成る。 (1)労働時間管理の適正化 (2)「36協定」の自己点検 (3)既存の産業保健の仕組みの活用 (4)タスク・シフティング(業務の移管)の推進 (5)女性医師等に対する支援 (6)医療機関の状況に応じた取り組み 討論で出た意見はほとんどが中間整理についてのものだったが、(5)について岡山大学医療人キャリアセンターMU...