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選手への処方「うかつにできない」

レポート 2018年2月21日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

韓国で行われている平昌オリンピックで、日本代表のショートトラック選手がドーピング検査で陽性反応を示し、暫定的な出場停止処分を受けた。検出されたアセタゾラミドは医師の処方が必要で、本人は否定する声明を出したが、今大会第1号で、衝撃が広がっている。 アスリートの治療に関わった経験についてm3.com会員を対象に調査したところ、「治療した経験がある」と「治療、相談のいずれも受けたことがある」の回答を合わせると、開業医の13.4%、勤務医の8.4%と1割前後という結果だった。。自由回答では対応に苦慮した経験や、「昨今の報道を見ると、うかつに処方できない」などの意見があった。 Q1:五輪代表やプロ選手など、ドーピングについての注意を要するトップアスリートの治療に携わったり、相談を受けたりしたことがありますか? どの職種も大半は経験がなかった。「相談を受けた経験」は、薬剤師が19.2%で最も多かった。 Q2:症状からは処方するべきと思われても、禁止薬物が含まれるために処方できなかった経験はありますか? Q3:禁止薬物に関するエピソードや、注意するべき成分などがあれば、ご自由にお書きください。(自由...