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第112回医師国試、9%が“割れ問”に

レポート 2018年2月23日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

インターネット上で医学生向けに学習支援プラットフォームを展開している「みんコレ!」が、第112回医師国家試験受験生4725人分(2月14日時点)の自由回答を集計した結果、全400問のうち約9%(37問)で回答が割れる”割れ問”になっていた。エムスリーグループの医師国試対策予備校「TECOM(テコム)」が提供する問題・模範解答に照らすと、回答を寄せた受験生が全員正解だった問題は全体の約13%(53問)だった(割れ問◆第2弾!も紹介中)。 第112回医師国試から、新しい医師国家試験出題基準に沿って出題数が500問から400問に減り、試験期間も3日間から2日間に短くなった。一方、「臨床実地問題」の出題比率を高めているなどの特徴がある(国試の傾向は『国試対策 ガイドライン変更で臨床問題がより重要に』を参照)。「みんコレ!」が集計した4725人は、今回の国試受験者数のおよそ半数程度を占める。受験資格がある今年3月の医学部卒業見込み者数の概算が、6年前の医学部定員8991人になるため。 正答率8%の超難問も! ”割れ問”のうち、最も正答率が低かったのは、「激しい腹痛と腹部膨満感の主訴で救急車が運ん...