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相澤日病会長「地域の医療機能考えるきっかけの一つ」

レポート 2018年2月27日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は2月27日に定例記者会見で、2018年度診療報酬改定で入院医療の評価体系の再編・統合が行われることについて、「入院基本料で方向付けがなされた。地域に合った医療機能をどうしていくのかを考えていく一つのきっかけになるのではないか」との見解を示した。2月24日の日病の常任理事会では「急性期、地域一般、療養病棟ができたということで、明らかな厚労省の方向性が出たのではないか」、「急性期一般入院料で段階を付けたことで病院としては選択肢が増え、今後経営を維持しながら地域に見合った医療を病院として提供していくことが考えやすく、やりやすくなった」などの意見があったという。 一方で、「重症度、医療・看護必要度」については「本当に急性期の病態を表すものかどうかはいささか疑念が残る」と指摘。従来の重症度、医療・看護必要度を基に、EFファイルやHファイルを見るのではなく、「急性期を示す病態はこうで、その中で、重症さ大変さがこういうところで示されると、根本的にデータを見ながら議論したほうがいいのではないか」 との意見があったことを紹介した。ただ、急性期の実態や患者の状態を示すインジケー...