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横浜の女性乳腺外科医「元の職場に戻して」

レポート 2018年3月1日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

横浜旭中央総合病院(横浜市)に有期契約で勤務している40代の女性乳腺外科医が、2018年3月31日で雇い止めとなるのは不当だなどとして、加入するよこはまシティユニオンが神奈川県労働委員会に不当労働行為救済命令を申し立て、第1回の調査が2月28日に同委員会で行われた。女性医師は「医師としての仕事を取り上げられ、患者に悪影響が出ている状況に耐えられない。元の職場環境で働きたい」と訴えた。 申し立てたのは、次の3点。 2017年11月16日に行った、2018年3月31日付雇い止め予告の撤回 労働条件について、誠実に団体交渉をすること 陳謝文を手交するとともに、病院正面玄関と入り口の見やすい場所に掲示 申し立て書では、具体的な不当労働行為として乳腺外科部長によるハラスメントや、雇い止めの目的が労働組合員の排除であることも主張。病院側の代理人弁護士は、「雇い止めとハラスメントの問題で、組合活動の問題とは考えていない」と述べる一方で、県労働委員会の救済命令を待たずに和解する可能性は排除しなかった。 申し立て書によると、女性医師は2010年4月に常勤医師として同病院に入職。2013年4月からは週31...