大学病院勤務医4537人調査の結果公表！◆Vol.1

全国医学部長病院長会議は3月5日、大学付属の病院に勤務する医師を対象に実施した、「キャリアデベロップメントに関する意識と実態調査」の結果を公表した。78校の病院勤務医4573人（男性2408人、女性1959人）の回答を集計。仕事のやりがいや人間関係、自由な議論、居心地など、職場環境に対しては満足度が高かった一方、報酬については不満が過半数を上回った。勤務時間については、不満を示す回答が過半数を超えなかったものの、満足度も低かった。30～40代が回答者全体の76％を占めている（大学病院勤務医4573調査の結果公表◆Vol.2も公開中！）。 同会議男女共同参画推進委員会の相原道子委員長（横浜市立大学附属病院長）は調査結果について、「勤務医が何を考えて、何が不満で、どうしてほしいのかというニーズを把握するために実施した」と説明。結果については、「今まで『たぶんこうだろう』、『こういう感じだろう』と言っていたことについて、回答から客観的な数値で割り出した」と意義を強調した。 また、同委員会の中野弘一副委員長（東邦大学教育・研究支援センター長）は、「当初は、一番支援が足りないと考えられる女性医師...