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費用対効果評価、オプジーボなど3品目で価格調整

レポート 2018年3月7日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月7日の中央社会保険医療協議会の費用対効果評価・薬価・保険医療材料の各専門部会の合同部会で、費用対効果評価で試行的実施の対象となった医薬品7品目、保険医療材料6品目、計13項目のうち3品目で2018年4月から価格調整を行い、オプジーボ(一般名ニボルマブ)とカドサイラ(一般名トラスツズマブ エムタンシン)で薬価引き下げ、「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」で材料価格の引き上げを行うことを報告した(資料は、厚労省のホームページ)。 オプジーボと「カワスミ」は費用対効果評価で、企業による分析と第三者による再分析の結果に大きな開きがあったため、両分析の結果を併記した上で、価格変動が少なくなる方の結果を用いて価格を調整。今後、この乖離について検証・分析し、その結果を基に、最終的な価格調整を行う。 カドサイラは完全に健康な状態で1年間生存する、「1QALY」を獲得するために必要な費用「増分費用効果比(ICER)」が1000万円以上となったため、引き下げを行った。 それ以外の品目では、ソバルディ(一般名ソホスブビル)など4品目は価格調整を行わないことが確定。オプジーボと...