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日医、ACPのパンフレットをHPで公開

レポート 2018年3月7日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

日本医師会は3月7日、死に向かう最終段階の医療やケアについて本人が意思決定できない場合を想定し、家族や医療・介護従事者らと前もって話しておくプロセス「アドバンス・ケア・プランニング」(ACP)に関する医療従事者向けのパンフレットをホームページ(HP)で公開した。同日に開いた定例記者会見で明らかにした。印刷版は「日本医師会雑誌」の4月号に同梱して配付する予定(パンフレットなど関連資料は日医HP)。 パンフレットが「医療従事者向け」である点について、日医の羽鳥裕常任理事は、「各診療所、各病院が独自に取り組んでいる状況は承知しているが、医療従事者の中にもまだまだ熟知されていない方々がいらっしゃるので、周知を徹底したいということ」と説明(認知度については、『死直前の医療を決める「ACP」、医師の認知度は22.3%』を参照)。一般国民向けのパンフレットを日医が作るかについては、「4月以降、(医療従事者向けパンフの)反応などを見ながら検討することになると思う」と述べるにとどめた。 ACPについては、厚生労働省がいわゆる終末期医療ガイドライン(GL)に当たる「人生の最終段階における医療の決定プロセス...