千葉県がんセンター、がん診療連携拠点病院に再指定
レポート
2018年3月9日 (金)
水谷悠(m3.com編集部)
厚生労働省の第13回「がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会」(座長:山口建・静岡県立静岡がんセンター総長)が3月9日に開催され、千葉県がんセンター(千葉市)を都道府県がん診療連携拠点病院に指定することを承認した。腹腔鏡下手術で死亡事故が相次いだことを受けて、医療安全のガバナンスに問題があるとして2015年3月の第10回検討会で指定が認められず、千葉県は都道府県拠点病院がない状態となっていた。厚労大臣により2018年4月1日から指定される予定で、都道府県拠点病院がないのは、同様に医療事故が相次いだことから群馬大学医学部附属病院が第10回検討会で指定されなかった群馬県のみとなる(資料は厚労省のホームページ)。 千葉県がんセンターは2016年1月の第11回検討会にも申請していたが、乳がんの病理検体を取り違えて手術する医療事故を起こして申請を取り下げ、2017年1月の第12回検討会では判断を保留するとの決定がなされた。その後、5月と12月に山口座長と国立病院機構理事長の楠岡英雄氏、厚労省担当者によって医療安全管理体制の整備についてのヒアリングを実施し、この日の検討会で、山口座長が「徹底的...
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