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「最高の医療提供」の動機付けを医師に◆Vol.15-2

スペシャル企画 2018年3月11日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

米国の医師に「自国の医療制度の課題」を尋ねたところ、医療費や医療保険の問題についての意見が多数を占めた。併せて公的医療保険や医療政策を立案、運営する立場にある行政官や政治家等への批判も相次いだ(日本の医師の回答は、『「日本の医療、問題ありすぎ、どこから手を付ける?」』を参照)。 ◆メディケア/メディケイド/民間保険会社 ・非常に多くの保険会社が政府とは異なる関心を持ち、政府による集権的な単一支払者制度の成立阻止していること。われわれはその中間におり、道半ばで、行き詰まっている。(25-29歳男性、Academic/Teaching Hospital) ・医療費請求書を書いている人たちは、医療が実際にどのように機能しているのかについて無知である。彼らは患者について考えたり、関心を持つことはせず、医療費がどれくらいかに関心があるだけである。(30-34歳女性、Academic/Teaching Hospital) ・彼らは医療の世界から出て行ってもらう必要がある。保険は利益の点で意味がない。あらゆる人の面倒を見るためには多額の費用が必要だ。また、給付金を分配することをやめる必要がある、すな...