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「あなたはリタイアできませんよ、必要とされているから」◆Vol.17-2

スペシャル企画 2018年3月25日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

米国の医師に、今までで最も「医師になって良かった」と思うような出来事を聞いたところ、日本の医師と同様に、患者からの感謝の言葉をもらったとき、あるいは治療困難と思われた患者が治癒したときなどの意見が多数だった。治療をした子供が成長し、自分の子供を連れてくるなど、複数世代にわたりケアをすることに、やりがいを覚えるとの意見もあった。年配の医師からは、「あなたはリタイアできませんよ。まだまだ私たちはあなたが必要なのだから」と言われたとの声も寄せられた(日本医師の結果は、『「ありがとう、という言葉を聞けた時」◆Vol.17-1』を参照)。 【米国】 20代 ・私の前にいる患者を診断し、治療する方法が分かるときは、医師としての仕事を楽しめる。一方、それが不確かなときには、その患者をどのように助けるかは正確には分からない。仕事があまり楽しいとは思えないのは、そんなとき。(25-29歳男性、Academic/Teaching Hospital) 30代 ・患者を助けたと感じたときには、医師になって良かったと思います。私の治療方針や技術のおかげで、患者の命に十分に影響を与えたと思えるとき。(30-34歳...