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2018年医師国試の合格率90.1%、過去10年で6番目

レポート 2018年3月19日 (月)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は3月19日、今年2月に実施した第112回医師国家試験の合格者を発表した(資料は厚労省ホームページ)。新卒と既卒を合わせた全体の合格率は前年比1.4ポイント増の90.1%。1年ぶりに90%台を回復したが、過去10年では6番目だった。新卒の合格率は同1.5ポイント増の93.3%。新卒合格率100%は慶応義塾大学と昭和大学の2大学だった。既卒者の合格率は63.9%にとどまった(昨年の結果は『合格率88.7%、過去10年で最低、2017年医師国試』を参照)。 厚労省講堂で合格者名簿を確認する受験者ら 全体の受験者数は前年比392人増の1万10人で、合格者数は同491人増の9024人。受験者数は初めて1万人を超え、合格者数も初の9000人超を記録した。うち、新卒の受験者数は同96人増の8924人で、同合格者数は同226人増の8330人。6年間のストレートで卒業した受験者の割合は2012年度の医学部定員(防衛医科大学を除く)が8991人だったことから0.4ポイント増の91.8%(同)だった。 全体の男女別合格率は男性が前年比1.3ポイント増の89.1%(5958人)、女性1.7ポイント...