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東日本大震災から7年、対策状況は二極化

レポート 2018年3月25日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

東日本大震災から7年が経つ2018年3月に勤務先医療機関の防災対策の状況を尋ねた。同じ調査を2016年3月にも実施しており、結果を比較してみると「職員向け」の備蓄状況などで二極化する傾向にあることが分かった。 Q 勤務先の医療機関では、災害時用の「職員向け」の食糧や飲料水を備蓄していますか。 災害時用の「職員向け」の食糧や飲料水の備蓄状況を尋ねた質問では、2016年3月の調査と比較すると、「している(2、3日分)」は32.9%から、2018年3月調査では26.9%に減少した。「分からない」は22.6%から30.6%に増加していた。一方で、「している(1週間分以上)」は11.9%から15.3%に増加、「していない」も32.6%から27.2%減少するなど、備蓄が進んでいる面もうかがえた。経年変化とともに二極化が進んでいるようだ。 Q 勤務先の医療機関では、災害時用の薬を備蓄していますか。 災害時用の薬については、「している(2、3日分)」が3ポイント増、「している(1週間分以上)」は3ポイント減で、全体的な傾向はほぼ一緒だった。 Q 勤務先の医療機関では、「年1回以上」、防災訓練を実施して...