日病会長「病院への国民の理解を、啓発が大事」

日本病院会会長の相澤孝夫氏は3月27日の定例記者会見で、同24日の理事会・社員総会で承認された2018年度の事業計画を説明した。病院における精神医療の在り方や新専門医制度の評価と制度設計などを新規の重点項目として挙げ、医療情報の国民への啓発については医師の働き方などの病院の改革とも関連して「国民を巻き込んで改革を進めていかないといけない。病院の活動に理解を得るため、啓発が非常に大事だ」と述べた。 2018年度事業計画の重点項目のうち、新規事業は次の通り。 ◆適正な医療確保に向けた病院の基盤整備 ・療養病床からの病床転換への対応 ・病院における精神医療の在り方を検討 ・病院歯科の在り方を検討 ・医療情報の国民への啓発 ・社会保険診療報酬支払基金の審査ソフトへの対応 ◆医療の質と安全の推進 ・単回使用医療機器再製造制度に向けた取り組み ・医療機関における安全な電波利用への取り組み ◆情報提供と広報活動 ・日本病院学会の国際活動 ・会員病院への円滑な情報伝達システムの構築 ◆病院職員の人材育成 ・日本専門医機構の専門医制度の評価と制度設計 ◆国際活動 ・外国人人材の確保と推進 病院における精...