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2年連続合格率低下、2018年薬剤師国試

レポート 2018年3月28日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

第103回薬剤師国家試験(2月24、25日実施)の結果が3月27日に発表され、合格率は70.58%で2017年の前回より1ポイント下がり、2年連続の低下となった。男女別では男性が68.04%、女性が72.30%。合格者数は9584人で、前回から105人増加した。出願者数は1万4876人、受験者数は1万3579人だった(前回の記事は『前年より合格者2009人減、2017年薬剤師国試』を参照)。 計73の大学別の合格率は、前回2位だった金沢大学が97.50%(受験者40人中39人合格)でトップに立ち、前回3位の広島大学が92.86%で2位。いわき明星大学が92.31%で3位となり、2015年以来3年ぶりにトップから陥落した。最も低かったのは35.28%の第一薬科大学で、6年連続。 設置主体別では、国立が合格率83.67%、公立が86.10%に対し、私立は69.55%。6年制の新卒と既卒の比較では、新卒が84.87%、既卒が47.00%だった。 表 第103回薬剤師国家試験の合格者数一覧 (薬学部を持つ大学・薬科大学、計73校分を集計。受験者数に対する合格者の割合が多い順にランキングを作成。...