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四病協、「専門医制度の在り方検討委員会」立ち上げ

レポート 2018年3月28日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は3月28日の総合部会で、「専門医制度の在り方検討委員会」を立ち上げることを決めた。委員長には全日本病院協会副会長の神野正博氏が就く。記者会見で日本病院会会長の相澤孝夫氏は、「当座の手直しや、根本的に、病院から見て専門医制度の在り方がどうあれば良いかを検討しようということだ」と述べた。1年を目途に中間的な取りまとめをする方針。 総合部会では、3月27日に厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」で日本専門医機構が公表した、4月1日開始の新専門医制度の専攻医の採用データについて、「やはり東京一極集中と思われる。機構はそこから周辺へ医師が派遣されると言うが、そのデータもない」、「シーリングはこのままで良いのか」といった疑問が出されたという。相澤氏は「養成数をきちんと決めなければいけないとか、サブスペシャルティをどこまで認めるかといったことを、しっかり立ち止まって議論、検討したい」と説明した(関連記事は『「専攻医の東京一極集中」、増悪か否かで意見対立』を参照)。 働き方改革に関しては、四病協として要望書を4月にも提出する方針が決まった。医師の特殊性、タスク...