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全日病の総合医育成事業、定員40人に対し、既に半数の応募

レポート 2018年3月31日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

全日本病院協会常任理事の井上健一郎氏は3月31日の第6回臨時総会で、2018年7月から全日病が開始する総合医育成事業に対し、現時点で既に40人の定員の約半数の応募があると説明した。年齢は40、50代が中心だが、30代から70代にわたる。病院院長も少なくないという。募集期間は3月1日から5月31日まで。研修開始は7月14日から。 総合医育成事業は、外国人技能実習生の受け入れ事業、介護医療院協議会の組織と並んで、全日病が2018年度から開始する三大新規事業の一つ。高齢患者が増加する中、幅広い診療能力を持つ医師が病院においても求められる。2018年度からスタートする新専門医制度により、総合診療専門医の養成が始まるが、病院の現場に行き渡るまでには時間を要する状況であるため、本事業が発足した。新たなキャリア形成を志向する医師を支援する狙いもある。井上氏は、「キャリアチェンジ、あるいはキャリアアップのために、ぜひ本研修プログラムを活用してもらいたい」と求めた。 総合医育成事業は、全日病が、日本プライマリ・ケア連合学会および筑波大学の協力を得て取り組む。おおむね医師経験6年以上の医師が対象。定員は4...