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自民「医師の働き方改革PT」、診療報酬の課題も議論

レポート 2018年4月1日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

自民党厚生労働部会「医師の働き⽅改⾰に関するプロジェクトチーム(PT)」の座長を務める参議院議員の羽生田俊氏は、3月31日に開催された全日本病院協会の第6回臨時総会の来賓あいさつで、今までの医師の働き方改革で最も効果があったのは診療報酬の「医師事務作業補助体制加算」であるとし、「診療所も含め、36協定を結んでいるところは全て算定できるように、厚生労働省に要望している」と説明。 労働基準監督署の是正勧告の中で、時間外手当の未払いが指摘される病院がある中、「限られた診療報酬の中で運営している病院としては、時間外手当を全て支払うには原資が足りない。医師の働き⽅改⾰に関するPTでは、(厚労省の)保険局にまで物を言えるところまで、結論を導いていきたい」と語り、医師の働き方改革では、診療報酬での対応も重要課題になるとの認識を示した。 自民党参議院議員の羽生田俊氏 他に来賓のあいさつした二人も、医師の働き方改革を今の医療界の重要課題として取り上げた。参議院議員の自見はなこ氏は、厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」の取りまとめに反映させるためには、「医師の働き⽅改⾰に関するPTでは、ヒアリングな...