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ナショナルセンターの在り方、議論始まる

レポート 2018年4月2日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月30日、第1回「国立高度専門医療研究センター(NC=ナショナルセンター)の今後の在り方検討会」を開催し、NCの在り方について、研究、医療提供と人材育成といった役割や、組織の在り方についての議論を始めた。各センターからのヒアリングや視察などを経て、10月をめどに報告書をまとめる予定。座長には自治医科大学学長の永井良三氏、座長代理には名古屋大学大学院医学系研究科特任教授の祖父江元氏が就いた(資料は、厚労省のホームページ)。 NCについては、2013年12月に「将来的には、6法人の統合など国立高度専門医療研究センター全体としての組織の在り方について検討を行う」ことを盛り込んだ閣議決定がなされ、これを踏まえて2015年1月には総務省政策評価・独立行政法人評価委員会が「独立行政法人の主要な事務及び事業の改廃に関する勧告」を厚生労働大臣に提出。現在のNCの存続や、それぞれ独立行政法人として運営している6センターについて、法人としての統合を含めて在り方を検討することになっていた。 3月30日の検討会に、厚労省は次の項目を、議論の対象事項として提案した。 NCを取り巻く政策課題を踏まえ...