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2018年度診療報酬改定のポイントは?◆Vol.2

スペシャル企画 2018年4月8日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

Q:入院医療の再編って? 大幅な改革が行われたのは、入院医療です。一般病棟入院基本料の「7対1」と「10対1」を再編・統合し、「急性期一般入院基本料」を新設。「7対1」のニーズが減少していくことが想定される中、看護職員等の配置を評価する基本部分と診療実績に応じた評価を組み合わせた評価体系としました。これまでは、「7対1」が1591点、「10対1」に看護体制加算1を取っても1387点で200点以上の差があり、体制を変更することが難しかったのですが、新たな「急性期一般入院料」は1が1591点、2が1561点とわずかな差となりました。これによって、患者ニーズに合わせ、柔軟に体制を変更できるようにする狙いがあります。 Q:かかりつけ医機能とは? 外来医療では、機能分化が最近の診療報酬改定の課題です、中小病院と診療所にかかりつけ医機能を期待し、生活習慣病など一般的な疾患はこれらの医療機関で診る一方、専門的な診断・治療が必要になった場合には、大病院に紹介する仕組みの構築が進められています。今改定も、この流れが踏襲されました。 かかりつけ医機能の強化策として、診療所と200床未満の病院の初診に「機能...