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救急・災害医療提供体制、議論始まる

レポート 2018年4月10日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は4月6日、第1回「救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会 」を開催し、救急医療機関の体制構築や、災害医療提供体制、DMAT(災害派遣医療チーム)事務局の組織や運用の在り方についての議論を開始した。座長には国立社会保障・人口問題研究所所長の遠藤久夫氏が就任した。6日はDMAT事務局と日本赤十字社から、組織や災害時の業務に関するヒアリングを行い、今後議論していくべき内容について自由討論した(資料は、厚労省のホームページ)。今後、2次救急と3次救急の在り方や、災害時の支援体制などについて議論する。 厚労省が開催要項で掲げた協議事項は、次の通り。 ドクターヘリの安全運航等の在り方を含めた救急医療提供体制の在り方について DMAT事務局の組織・運用の在り方を含めた災害医療提供体制の在り方について 広域災害・救急医療情報システムの在り方について その他、救急・災害医療提供体制等の在り方について 自由討論での構成員の主な意見は次の通り。 兵庫県健康福祉部長・山本光昭氏:救急医とはどういうものか、何が求められるかという人材像や、院外・院内での交渉などマネジメント能力といった人的な問...