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日医「勤務医の健康支援を中心に」

レポート 2018年4月12日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は4月11日の定例記者会見で、「医師の働き方検討委員会」(委員長:相澤好治・北里大学名誉教授)が2017年6月以降、計6回の会議でまとめ、横倉義武会長に答申した内容を発表した。日医が主催して「医師の働き方検討会議」を設置し、4月21日に第1回会議を開催することも報告。日医からは松本吉郎氏と今村聡副会長、市川朝洋常任理事が入り、四病院団体協議会の代表や、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」の構成員らから成る。6月まで3回程度の会議を予定し、同月頃に再開が見込まれる厚労省の検討会に、医療界としての見解を提示することを目指す。 答申は、次の4項目による章立てで、最後の「まとめ」として、「地域医療を守るにあたって、勤務医の健康支援を中心に据えることが命題である」などと宣言している。 勤務医の労務管理・ワークライフバランス実現 勤務医の労働安全衛生の充実 地域医療を守る 医師会の役割 「労働時間等設定改善委員会」活用を 松本氏は、「この答申の一番の核」として「2.勤務医の労働安全衛生の充実」を挙げた。2015年の「労働基準監督年報」で、労働基準監督署の定期...