1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 東京都に登録の専攻医、「3年目は都外」は43.8%

東京都に登録の専攻医、「3年目は都外」は43.8%

レポート 2018年4月14日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は4月13日の会見で、東京都の基幹施設に登録した専攻医の1年目から3年目の勤務地に関する調査結果を公表、1年目は東京都以外が13.6%、2年目は33.6%、3年目は43.8%に増加する見通しであることが分かった。同機構副理事長の松原謙二氏は、「東京に一極集中したのではないかと言われるが、3年目には半分近くが関東、甲信、静岡に行くことになる。東京に集まっているように見えても、(周辺地域への)循環がうまくいっている」と説明した。同機構副理事長の山下英俊氏も、「東京集中を増長はしていない」とし、東京都への医師の集中は、新専門医制度のみではなく、初期臨床研修の在り方も含め、総合的に検討する必要性を指摘した。 この4月から新専門医制度に基づき研修を開始するのは、計8378人。日本専門医機構の吉村博邦理事長名で、「新専門医制度の開始に当たって」という声明を近く同機構のホームページに掲載する予定。 都内の基幹施設に登録した専攻医の勤務地は、以下の通り(各年で総専攻医数が異なるのは、現時点で未定の場合があるため)。 ・1年目:東京1317人、神奈川65人、千葉51人、埼玉29人、静岡24...