「マイナー科志向、大学病院志向が強まる」、7割超◆Vol.8
医師調査
2018年5月13日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
新専門医制度については、さまざまな効果や影響が指摘されているが、代表的な8項目を挙げて、5段階で評価してもらった結果、「当てはまる」と「やや当てはまる」の合計が最も多かったのは、「マイナー科志向が強まる」(73.9%)だった。以下、「大学病院志向が強まる」(72.1%)、「都市部志向が強まる」(67.0%)の3項目で、5割を超えた。 そもそも新専門医制度の第一義的な目的は、「専門研修、専門医の質」の向上。しかし、「あまり当てはまらない」と「当てはまらない」は計42.8%で、「当てはまる」と「やや当てはまる」の計17.8%を大きく上回った。「国民にとって専門医制度が分かりやすくなる」「地域の医療の質向上につながる」も「当てはまらない」の回答が大勢を占めた。 Q1.新専門医制度の影響は?(n=276) 【調査概要】 ・調査対象:m3.com医師会員:296人 ・回答者プロフィール 性別:男性217人、女性79人 年代:卒後2年目 2018年4月からの新専門医制度に基づく研修:開始276人、開始せず20人 (開始276人の勤務先:大学病院本院82人、大学病院分院12人、市中病院177人、その...
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