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「ハウアーユー」、何て返す?

オピニオン 2018年5月5日 (土)  北原大翔(シカゴ大学 心臓胸部外科心肺移植・機械式循環補助 クリニカルフェロー)

[連載第1回はこちら] ハウアーユー。米国でいうところの「こんにちは」のあいさつですが、これに対する返し方がなかなか難儀です。聞いた本人たちはもちろん本気で「調子はどう?」なんて意味を含んで聞いてないのですが、聞かれた方としては「あー、うん、まぁそうね、まぁどっちかって言うと、まぁ普通かな」とか思ってしまい、そうこうしているうちに聞いた人はもう目の前からいなくなっています。 中学生の英語の教科書に書いてあったあいさつの基本は、「ハウアーユー」に対して「アイムファインセンキュー、アンドユー?」でしたが、もちろんそんなの使っている人はいません。今の教科書はどうなっているのか気になります。中学生で英語の勉強をストップしてしまった僕はこの教科書のついた嘘により、米国留学最初の頃は随分下手くそなあいさつの返し方をしていたと思います。 ネイティブの同僚フェロー「ハウアーユー」 僕「あーあー、ファイン(グッドよりなんかネイティブっぽいと思ったから)」 可愛いレジデント「ハウアーユー」 僕「あー、イエス(緊張して返し方間違っている)」 2年間悩んだ末に出した僕の最終的な「ハウアーユー」への返し方、それ...