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宇宙飛行士の勤務時間は1日6時間半-対談:大西卓哉・宇宙飛行士◆Vol.3

スペシャル企画 2018年4月29日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

対談:大西卓哉・宇宙飛行士 ・医師と宇宙飛行士、求められる能力は?◆Vol.1 「10年後に向け、一つでも学び取ろうとする」◆Vol.2 中山祐次郎氏 宇宙滞在中、体調管理ではどんなことに気を付けていたのでしょうか。まずはフィジカル面ではいかがでしょう。 大西卓哉氏 大西氏 一番は睡眠をきちんと取ることですが、地上で気を付けていたことと一緒ですね。ただ、地上だと、僕はできれば8時間くらいは睡眠時間を取りたい方ですが、宇宙だと6時間くらいで元気になりました。無重力で体が休まっているからだと思います。 地上だとベッドに横たわれば休んでいる感じがしますが、実は体重と同じ力でベッドから押し返されているわけです。無重力ではそれすらなくて、筋肉が完全に休まっている状態となり、睡眠による回復効果は大きいなと感じました。初日からぐっすり眠りました。 運動するのもストレス解消でしたね。普通にしていると筋肉を全く使わないので、運動することが頭の中をさっぱりさせることになりました。あと、僕はカラオケが好きですが、音楽を聴いて歌っていましたね。 中山 他の人からうるさいと言われることはなかったのですか。 大西...