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「『医師会の大義』の共有を」、日医・将来ビジョン委

レポート 2018年4月19日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会は4月18日の定例記者会見で、第3次医師会将来ビジョン委員会答申「医療の今日的課題に対して医師会員は何をすべきか」について報告。佐原博之委員長(石川県医師会理事/さはらファミリークリニック 理事長・院長) は答申の内容を紹介し、「医師会の大義は、『国民の生命と健康を守る』こと」と説明した上で、医療は社会的共通資本であり「医療を経済に合わせるのではなく、経済を医療に合わせる必要がある」と強調した(資料は日医のホームページ))。 横倉日医会長(左)と佐原博之氏 委員会は、横倉義武・日医会長の「医療の今日的課題に対して医師会員は何をすべきか」との諮問に対し、30~40歳代中心(一部50歳代前半)の若手委員ら17人で議論。2016年12月から7回の議論を重ねた。 答申は(1)医療の今日的課題と社会的共通資本、(2)社会的共通資本としての国民皆保険 、(3)社会的共通資本としての医療からみた医師の在り方、(4)日本の医療を守るために、我々は理念をどう共有するか ――の4章構成になっている。 佐原氏は医師会員が理念を共有することが大事と指摘し、「『医師会の大義は、「国民の生命と健康を守る...