国立病院機構から地独法病院の理事長へ-桐野高明・佐賀県医療センター好生館理事長に聞く◆Vol.1
インタビュー
2018年5月2日 (水)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
東京大学医学部長、副学長、国立国際医療センター理事長、国立病院機構理事長などを歴任し、現在も審議会などで国の医療政策に関与する桐野高明氏が2018年4月、生まれ故郷である佐賀県の佐賀県医療センター好生館の理事長に就任した。 中央と地方、それぞれの医療現場から見えてくるものは何か――。桐野氏に尋ねた。(2018年4月13日にインタビュー。全3回の連載) 桐野高明・佐賀県医療センター好生館理事長に聞く 国立病院機構から地独法病院の理事長へ◆Vol.1 医療の問題「一番は大学の衰退」◆Vol.2 「佐賀は日本の医学に大きな貢献」◆Vol.3 ――2018年4月から佐賀県医療センター好生館の理事長になられましたが、どのような経緯があったのでしょうか。 国立病院機構の理事長を2016年3月に退任しました。自分としては、「宮仕え」はもうこれで終わりだと思っていましたが、佐賀県から好生館の理事長になってくれとお声がかかりました。たまたま理事長交代のタイミングで僕が空いていたということなのでしょう。僕は佐賀県唐津市の出身で、中学3年生まで佐賀県にいました。このお話をいただいた時、最初はどうしようかと考...
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