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医学部定員、半数が「減員するべき」

レポート 2018年5月4日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省が、4月12日の「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会に対し、2020年度と2021年度の医学部の入学定員について、「現状の9419人をおおむね維持する」と提案。それ以降については削減する方向で議論が進んだ。2008年度以降増員が続いてきた医学部定員。m3.com医師会員に今後の定員をどうするべきかを聞いたところ、49.2%が「減員するべき」と回答。これまでの増員についても51.5%が「適切ではなかった」とし、定員増に懐疑的な意見が半数を占めた(関連記事は『2022年度以降の医学部定員、「削減」の方向で検討』)。 Q1:2022年度以降の医学部定員の増減について、どうお考えですか? 開業医、勤務医とも半数前後が「減員するべき」と答えたが、開業医の方がやや割合が高い。 Q2:これまでの増員は適切だったとお考えですか? Q1と同様、開業医の方がやや医師数の増加を「不適切」と考える会員の割合が高い。 Q3:その他、医学部定員や医師需給についてのご意見を、ご自由にお書きください。 【増員に懐疑的】 医学教育という面から考えると増員は慎重に考えるべきだ。出身大学の教育スタッ...