兵庫医科大、主任教授・佐野氏らが最終講義◆Vol.1

兵庫医科大学は、2017年度で退職する内科学リウマチ・膠原病科主任教授の佐野統氏ら計7教授の「退職記念講演会」を3月14～15日に開いた。13日は、佐野氏のほか内科学腎・透析科主任教授の中西健氏、数学特命教授の足立英昭氏の3人が登壇した。 ◆佐野統・内科学リウマチ・膠原病科主任教授 「リウマチ治療の変遷とともに歩んできた」 リウマチ・膠原病が専門の佐野氏は、1978年3月に京都府立医科大学卒業後、京都大学大学院医学研究科へ進み、1985年3月に博士課程を修了。京都大学医学部附属病院内科での初期研修後、国家公務員共済組合連合会新香里病院内科医員、京都大学医学部第二内科非常勤医員、京都府立医科大学医学部第一内科助手などを経て1988年に渡米し国立衛生研究所（NIH）リウマチ部門の客員研究員、准教授を務めた。1991年に帰国後は、京都府立医科大学の第一内科とリウマチ・膠原病・アレルギー科の兼任診療科長などを経て2002年9月に兵庫医科大学内科学講座リウマチ・膠原病科教授に就任。2009年3月に同主任教授、2013年4月からは兵庫医科大学倫理委員会委員長も務めた。 講演の題目は「関節リウマチ（...