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ふつうの内科医が目指す“総合内科的医療”の普及

オピニオン 2018年5月11日 (金)  JCHO星ヶ丘医療センター総合診療部 医長 小嶌 祐介

JCHO尾身理事長が語る「テーマ1『病院総合医』」はコチラ 小嶌 祐介 Yusuke Kojima JCHO星ヶ丘医療センター総合診療部 医長 中央が筆者 【略歴】奈良県出身。2005年滋賀医科大学医学部卒業後、医仁会武田総合病院初期研修医・消化器内科後期研修修了を経て、2012年から洛和会丸太町病院総合診療科で医員として勤務し、2016年から現職。 【所属学会・取得資格】日本内科学会認定内科医、同学会総合内科専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医、同プライマリ・ケア認定医。 私は大阪府枚方市にある星ヶ丘医療センター総合内科に勤務しています。急性期とリハビリ病床を合わせて580床の総合病院です。当科では複数の問題を抱える高齢者や主訴が特定の専門科に該当しにくい初診、診断のつかないケース、救急受診、院内からのコンサルテーションへの対応などを担当しています。よく言われることですが患者さんが診断名をぶら下げてやってくるわけではありませんので、結果として多様な疾患を初期対応から診断まで担当し、続いて院内他科への紹介、大学病院への紹介、場合によっては当科で治療を提供することになります。 ...