1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. NCの在り方、連携や棲み分け強調

NCの在り方、連携や棲み分け強調

レポート 2018年5月11日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の「国立高度専門医療研究センターの今後の在り方検討会」は5月9日の第2回会議で、6つのセンター(NC)のうち国際医療研究センター、成育医療研究センター、精神・神経医療研究センターへのヒアリングを行った。各NCは事業内容や財政状況、NC間の連携などについて報告。構成員からは研究内容の重複(国立がん研究センターでの研究全般と、成育医療研究センターでの小児がんなど)などについて質問が出た。残る3つのNCからのヒアリングは、5月30日予定の次回会議で行う(資料は、厚労省のホームページ) 国際医療研究センターは課題として「多忙な臨床の現場と研究との両立」、「企業と共同で実施する研究等における課題」、「国家的課題に対応する不採算部門における財源確保」「独法化以降、累積している繰越欠損金解消のための経営改善方策」、「医師の働き方改革への対応」を提示。がん研究会有明病院病院長の山口俊晴氏は「高度な手術の件数が少ないが、対策はどうか。手術増にはがんが外せないと思う」と質問。センター理事長の國土典宏氏は「国がんがあるためがんは遠慮気味にやってきたが、収益増のためには大きなターゲットだ」と述べ、強...