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日本の人口、ピークは2008年【医療の現状】

スペシャル企画 2018年5月30日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

Q:日本の人口はどのように推移してきたのでしょうか? 総務省統計局の人口推計によれば、2008年に1億2808万人でピークを迎えました(統計局のホームページ)。2009年は1億2803万人、2010年は1億2805万人で、2010年以降は年次推移としては減少し続け、2018年5月1日現在の概算値は1億2649万人となっています。過去に遡ると1920年は5596万人、1945年は7214万人、1967年に1億人を突破しましたが、平成に入るころから増加のスピードは低下しました。 出生児数と死亡者数の差を「自然増減」、入国者数から出国者数を引き、日本人の国籍異動による増減を加えたものを「社会増減」と言い、この二つを足したものが総人口の増減です。 厚生労働省の人口動態調査(2016年までは確定値、2017年は推計値)によれば、初めて自然減となったのは2005年で(厚労省のホームページ)、この年は2万1000人減少しました。翌年はいったん自然増に転じましたが、2007年からは11年連続の自然減で、減少幅も増加し続けており、2017年は過去最大の40万3000人の自然減となりました。 出生児数は1...