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「遠隔画像診断には何度も助けられた」-対談:瀬戸上健二郎・元手打診療所長◆Vol.3

スペシャル企画 2018年6月10日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

一介の外科医、憧れの人に会いに行く:対談:瀬戸上健二郎・元手打診療所長 Dr. コトー「日本の医療はつながっている」◆Vol.1 Dr. コトーは今も診療所や病院に応援へ向かう◆Vol.2 中山:自分の話で恐縮ですが、私は原発事故の影響で医師が減ってしまった地域、へき地と言ってもよいような土地で、2カ月だけですが院長を務めた経験があります(中山氏は2016年2-3月に福島県広野町の高野病院院長を務めた。『高野病院の当時と今- 対談:高野己保・高野病院理事長◆Vol.1』を参照)。これからのへき地医療、あるいは離島医療はどうなっていくと先生はお考えでしょうか。 瀬戸上:去年オーストラリアであった国際へき地医療学会に参加しました。そこで発表する機会を得て、面白かったですよ。面白かったということの一つは、世界中、へき地医療をやってる人たちは、ニコニコ、生き生きしていた。もしかしたら医療の世界の中では最もやりがいのある、喜びを感じられる分野かもしれません。 料理に例えるならば、どんなおいしいごちそうも、おなかいっぱいな人は満足してくれない。次から次へ、手を替え品を替え、おいしいごちそうを作るん...