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「初診からオンライン」、医師の賛否分かれる

レポート 2018年6月2日 (土)  水谷悠(m3.com編集部)

政府の規制改革推進会議が5月11日、オンライン診療を初診から診療報酬の対象とすることなどを求める意見書を取りまとめた。オンライン診療料は2018年度診療報酬改定で新設されたが、「初診以外の患者で、かつ、当該管理に係る初診から6カ月以上を経過した患者」などの算定要件があり、初診から算定することはできない(『オンライン診療、情報通信機器の費用は別途徴収可』を参照)。 一方、厚生労働省が今年3月に策定した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、患者がすぐに適切な医療を受けられない状況にある場合などに「医師の判断の下、初診であってもオンライン診療を行うことは許容され得る」ともしており、意見書では将来的に診療報酬の算定対象とすることを求めている。 オンラインで初診を行うことについてm3.com医師会員に聞いたところ、全体で35.9%が「妥当ではない」と回答。一方、「妥当」は全体で7.4%、「医師の判断で可能とするべき」は22.3%、「疾患を限定して可能とするべき」は10.4%で、これらを合計すると40.1%がある程度肯定的に捉えており、賛否が分かれた。 Q1:初診からオンラインで行うこと...