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会長に山下・山形大医学部長、副会長は羽生田・愛知医大病院長、AJMC

レポート 2018年5月26日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医学部長病院長会議(AJMC)の新会長に山形大学医学部長の山下英俊氏、副会長に愛知医科大学病院長の羽生田正行氏がそれぞれ就任することが5月25日に決定した。任期は2年。 AJMCは25日に定例社員総会を開催、任期満了に伴う役員選挙を実施した。全国6つのブロックから推薦された計30人の理事選任を決議。その後の理事会で山下会長、羽生田副会長の選任が決議された。会長推薦候補は、山下氏以外にはいなかった。 山下氏は、理事会後の取材で、「医学教育を充実することで、医師の地域や診療科の偏在、医師の働き方改革などの問題を解決していきたい。地域医療構想においても、大学の果たす役割は大きく、教育を軸にして社会貢献をしていきたい」と語り、卒前・卒後のシームレスな医師養成に力を入れていくと表明した。AJMCでは、医師養成に関連した長年蓄積したデータ等を有することから、エビデンスを基に、各種提言、対応をしていく方針。AJMC の各種専門委員会の構成や委員の見直しにも着手する。 羽生田氏は、大学病院が抱える課題として、「医師の働き方の問題は非常に大きい。医師の自己犠牲の上に、医療が成り立っている現実が明らか...