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オンライン服薬指導の実証実験開始へ、国家戦略特区の愛知県、福岡市、養父市で

レポート 2018年5月31日 (木)  長倉克枝(m3.com編集部)

政府の国家戦略特別区域会議が5月30日に開かれ、愛知県、福岡市、兵庫県養父市がそれぞれ提案したオンライン服薬指導事業の計画が認定された。今後、国家戦略特区諮問会議での審議を経て、今年度中に国内で初めてのオンライン服薬指導が始まる。内閣府地方創生推進事務局審議官の村上敬亮氏は、「既に具体的な患者や事業所が見えている状態で認定ができた。医師会や薬剤師会の協力のもとで開始をする」とした。(資料は、国家戦略特別区域会議のホームページを参照) オンライン服薬指導を巡っては、診療から服薬指導、受診にかかる行為について、医療機関や薬局に行く必要がなく在宅で行う『一気通貫』を進めるために、処方箋確認、服薬指導をオンラインでできるようにすべきだとして、政府の規制改革推進会議が早期実施を提言していた(『「遠隔服薬指導の早急な実施を」内閣府・規制改革推進会議』を参照)。オンライン診療については既に実施されており、2018年度診療報酬改定でも新たに評価されることとなった一方で、服薬指導は薬機法で「対面」による実施が義務づけられている。そこで、2017年11月に国家戦略特区での実証実験実施に関する通知を厚生労働...