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医局員の4分の1が女性医師の外科、子育ても手術もこなす―力山敏樹・自治医大さいたま医療センター副センター長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2018年6月5日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

女性医師が増え続ける中、かつては出産や子育てを負わない男性医師中心で設計されていた医局運営も変わりつつある。自治医科大学附属さいたま医療センターの一般・消化器外科は医局員のうち約4分の1が女性医師と、日本外科学会会員の女性会員比率8.2%(2015年)と比べても各段に多い。同医局では、出産後、子育てをしながら手術を含めてフルタイムで勤務する女性医師もいる。 「医師の働き方改革」で変化を迫られる医局だが、運営の責任を担う男性医師のリーダーはこの局面をどのように乗り越えているのだろうか。自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長、一般・消化器外科教授の力山敏樹氏に伺った(2018年5月11日にインタビュー。全2回の連載)。 力山敏樹氏 自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長、一般・消化器外科教授 1962年生まれ。1990年東北大学医学部卒、1997年医学博士(東北大学)、1999年米国国立がん研究所研究員、2001年東北大学肝胆膵外科助手、2007年同講師、医局長などを経て2012年より現職。専門は肝胆膵外科・消化器外科全般。 ――女性外科医が多い医局とお伺いしました。現...