1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 国がん、国循、長寿が役割や課題を陳述

国がん、国循、長寿が役割や課題を陳述

レポート 2018年6月1日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の国立高度専門医療研究センターの今後の在り方検討会は5月30日の第3回会議で、前回に引き続き各センターからのヒアリングを行った。国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立長寿医療研究センターが現状や課題を陳述し、構成員は患者がセンター近辺に偏ることで、全国民に研究成果を提供できているのかどうかや、近隣の大学との協力や棲み分けについての質問が出た(資料はホームページ厚労省のホームページ、前回のヒアリングは『NCの在り方、連携や棲み分け強調』)。 国がんはめざす方向として、「がん領域の内外ネットワークのハブとして、研究開発成果を最大化」、「グローバルに通じる新しい診断・治療法の開発」、「癌医療ネットワークのハブ機能」、「予防、早期発見、治療、サイバーシップ全体を通観し、科学的根拠に基づく政策提言」、「持続可能ながん医療システムへ」を提示。がん研究会有明病院病院長の山口俊晴氏は「将来的に、このまま関東圏の近い所に(中央病院と東病院の)二つあるのが理想的なのか、それともいずれ統合した方がいいのか、展望を」と質問。国がん理事長の中釜斉氏は、患者がアクセスのしやすさで選べること...